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ヒアルロン酸注入の種類

日本の美容クリニックで一般的に使われているヒアルロン酸注入剤には、主に5つの種類があります。

ジュビダームUltraシリーズ

フランスのALLERGAN社製で、2001年にCEマーク(欧州安全規格)、2004年に米国FDA(食品医薬品局)の承認を受け、ヨーロッパ、アメリカともに広く使用されているヒアルロン酸注入剤です。粒子のない滑らかな高密度単一形状ゲルのため、30ゲージという非常に細い針を使うことができ、注射の際のチクッとした痛みを軽減できます。また麻酔入りがあり、注入時の押し広げられるような痛みも軽減することができます。注入はとても滑らかで、粒子がない分、施術後の肌の表面に凹凸がなく、美しい仕上がりを実現できます。世界で初めてFDAによって「注入時の持続性が12カ月」と承認されたヒアルロン酸注入剤であることも、人気の広がりに拍車をかけました。ヒアルロン酸濃度は24mg/mlと他商品に比べて高い水準です。

レスチレンシリーズ

スウェーデンのQ-MED社製で、CEマークを取得して1996年にヨーロッパに向けて発売されました。2003年には「レスチレン」および「レスチレン・パーレン」がFDAの承認を取得。日本には比較的早く導入されたため、現在国内でのシェアが最も多いヒアルロン酸注入剤です。ツブツブの粒子があるゲルで、ヒアルロン酸濃度は20mg/mlです。

サージダーム

ジュビダームと同じフランスのALLERGAN社製です。2006年にCEマークを取得し、ヨーロッパに向けて発売されましたが、FDA未承認のためアメリカでは販売されていません。使用しているヒアルロン酸はジュビダームと若干違いますが、ヒアルロン酸濃度や性質はほぼ同一。ただ、皮膚の保湿や弾力の強化を目指した「サージリフトプラス」、唇のボリュームアップ専用の「サージリップス」はサージダームだけのラインナップです。ヒアルロン酸濃度は用途により、13.5mg/ml,18mg/ml,20.0mg/ml,24mg/mlの種類があります。

エセリスシリーズ

スイスのANTEIS社製で、CEマークを取得して2004年にヨーロッパ向けに発売されました。粒子のない滑らかな高密度単一形状ヒアルロン酸注入剤ですが、FDAでは未承認のため、アメリカでは使用されていません。ヒアルロン酸濃度は種類により、20.0mg/ml,22.5mg/mlです。

テオシアル

スイスのTEOXANE社製で、CEマークを取得して2004年にヨーロッパ向けに発売されました。粒子のない硬めの高密度単一形状ヒアルロン酸注入剤です。FDAでは未承認のため、アメリカでは使用されていません。25mg/mlと現在発売されている中で最も高いヒアルロン酸濃度です。

ピュラジェン

アメリカのMENTOR社製で、CEマークを取得して2004年にヨーロッパ向けに発売されました。世界初の2重架橋結合(ダブルクロスリンク)によるヒアルロン酸注入剤として、長期持続を可能にしましたが、FDAでは未承認のため、アメリカでは使用されていません。ツブツブの粒子があるゲルで、ヒアルロン酸濃度は20mg/mlです。

プリベールシリーズ

アメリカのMENTOR社製で、2008年にCEマーク、2008年にFDAの承認を受けたヒアルロン酸注入剤です。麻酔入りがあり、注入時の痛みを軽減することができます。ツブツブの粒子があるゲルで、ヒアルロン酸濃度は5.5mg/mlです。